いきなのガノタ夜話

おっさんが酒を片手に好き勝手ガンダムと自分のエピソードを語るだけ。

デンドロビウムの再来となるか。マスターグレードモデル(MG)『ディープストライカー』

どうも、いきなデス。

来ましたね。彼が。

 

2018年3月発売予定のMG『ディープストライカー

MG 1/100 PLAN303E ディープストライカー|バンダイ ホビーサイト

 

ガンダムセンチネルというZとZZの間にあった話で、ディープストライカーはその主人公機パワーアップ案です。開発に天文学的な費用がかかるということでお蔵入りしたモビルスーツ(以下MS)になります。MSっていうか、モビルアーマーと言い切っていいと思いますが。

 

これ何がすごいって、デカいし細かいんですよ。本当に、デカいし細かいんですよ。ベースとなるスペリオルガンダム自体も元々ディティールが細かいんですが、その繊細さをそのまま大きくしてくれたようなガンプラが出来上がったようです。

大きさも、ハイグレードモデル(以下HG)のデンドロビウムだってそのスケールは話題でした。HGネオジオングもそうでした。しかし、ここで気付いていただきたいのは、HGじゃなくてMGということ。つまり、HG以上に細かい表現がされていることは確実。コーラを飲んだらゲップが出るくらい、寝起きに首を捻ったらゴキッて言うくらい、確実に難易度が上がっているモデルということです。だいぶ前に、GUNDAM FIX FIGURATIONというフィギュアのシリーズでも発売していたのですが、それは1/144。HGと同じスケール。今回のMGは1/100です。その体躯、一体どれほどの大きさになるやら。

 

一番のポイントは

やはり、メガ粒子砲でしょう。砲身約540㎜という巨砲。プラモデルで540㎜って言われたら、真っ先に浮かぶのは戦艦ですよ。実際、戦艦と同じ主砲をMSに乗っけてるんですから、そんなアイディアよく思いつくなと思います。その長い砲身もただ一本長いだけじゃなく、デザインされてますから、それだけ飾っても絵になるようなシロモノ。メガ粒子砲と本体(正確にはテールスタビライザー)を繋ぐエネルギー供給のホースはメッシュパイプを使ってるので、これがまた映える。

 

そして、本体。

これでもかといわんばかりの大型ブースター。超大型メガ粒子砲を活かすための大型アンテナ。コクピット部前面に突出して装備されたIフィールド(ビーム兵器を弾くバリア装置)。下手な武装ゴテゴテな機体よりもシンプルでかつ豪快なスケール。そして、繊細なシルエットという。

開発には天文学的費用がかかるってんで、ペーパープランになったのも頷けます。しかし、今日まで根強い人気があるのも、そのロマンへの理解の証。やっと形になってくれたと思います。GUNDAM FIX FIGURATIONで以前発売されたと言いましたが、やっぱりガンプラとして、この手で作りたい。そういう意味で、ガンプラとして、やっと形になってくれました。

 

まとめ

冒頭でZとZZの間の話といいましたが、そんな前のが何故今更? と思う人もいるかもしれませんが、ディープストライカーは根強い人気があるんです。ガンダムセンチネルはアニメでもOVAでもなく小説だから根強いのだと思います。『閃光のハサウェイ』も未だに映像化を望む声があります。アニメやゲームから入ってる人は、小説なんてと思うかもしれませんが、お台場に立ったユニコーンガンダムも元々は小説です。その時点で高い人気があってアニメになり、今があります。何が言いたいのかというと、小説である分、映像化されていないところで読者に想像の幅が広がります。この想像の爆発してブラモが見てみたいとか、動いてる画がほしいというアクションに繋がっていったのだと。あと、現代の技術と、現代の金銭感覚もあるでしょう。ディープストライカーはもとより、ベースのスペリオルガンダムも発表当時はガンプラにするのが難しかった。なんとか出して見たものの、自作できるレベルのモデラ―ならともかく、ただ組み立てるだけの一般的なユーザーには難しい。その上、納得のいくシロモノにもならなかったと思います。というか私が少年時代に作れたけどキレた。外箱のイラスト通りに完成しないのは子どもの私でも理解できる。ただ、あまりにもかけ離れると、それはそれで腹が立つ。そんな時代の中で、少しづつ技術が進歩していき、近年、スペリオルガンダムの強化版EX-Sガンダム(これも結構前なんですが)がMGで販売され、高い評価を得ました。たぶん、この時点でディープストライカー続けざまに出してもかなりのものができたと思います。しかし、高い。EX-Sガンダムでも9000円近くします。当時はその値段もまた少なからず波紋を呼びました。でも、今はどうでしょう。1万、2万円越えのパーフェクトグレードやそれに準ずる価格のガンプラなんて当たり前にあります。そして売れてます。ユニコーンガンダムのPGなんてLEDユニットとフルアーマーセットまで組み合わせたら、4万はいくレベルです。技術と共にガンプラの値段が高くても買う人が増えた。そんな今だからこそ、ディープストライカーは世に出せたのだと思います。

 

しかし、MGディープストライカーは凄さが予想できません。当時、Ex-Sガンダムでも度肝を抜かれましたから、絶対、すごいのがくる。実際に見る前からそれは分かります。何故なら、先も名前が出ましたが、EX-Sガンダムもホントにすごかったんですよ。パーフェクトグレード(以下PG)ばりの箱の大きさとまあその…値段も。ということは、当然PGクラスのパーツ数なワケで。当然、作成には相当な労力を必要としました。今回のこれもPGユニコーンガンダム+FAユニットぐらいのボリュームじゃないかと予想しています。……自分で言ってても、ちょっと引くボリュームですね。素組みでもどれくらいかかるやら。完成しても、飾る場所を悩まされますが、完成して棚に置いた日には、その日は記念日ですよ。ディープストライカーを横目にブランデーですよ。片手で回しながら、クイッといきましょう。

そして、ついでに是非、目を通していただきたいのがこちら。

ディープストライカーの開発ドキュメント

MG ディープストライカー開発ドキュメント | バンダイ ホビーサイト

こちらを読むと、感慨深いと思います。こういう話はガンプラを作る前と作った後で、読んだ印象が変わるから面白いと思います。

 

まあ、これほどの大物です。値段も作成も場所も、いろいろと覚悟と準備がいる方もいらっしゃるでしょう。しかし、確実に約束できるのは。完成後、飾ってたら、しばらくニヤニヤがとまらないでしょう。大物のガンプラは、飾ってからが本番だと私は思います。

羽ばたく黄金を手に掲げ、3月を迎え撃てガンダム!(あ、なんかSEEDっぽい)

 

では、次回を待て!