いきなのガノタ夜話

おっさんが酒を片手に好き勝手ガンダムと自分のエピソードを語るだけ。

初めてのガンプラ作りにオススメ工具

どうも、いきなデス。
今回は趣旨を変えて、初心者オススメの工具を紹介します。

工具の必要性
まずはここから。人によっては「爪切りで十分」と言われる方もいるでしょうが、せっかく買ったガンプラです。なるべくキレイに作りませんか。難しいことじゃありません、爪切りの「切る」部分と「削る、整える」部分を二つに分けるようなものです。最初はそれだけでいいんです。慣れてくれば、自ずとやりたい事が見えてきます。ガンプラは最初の敷居を高くすると続かなくなるどころか、せっかくの初めてのガンプラを中途半端に諦めることにもなりかねません。まずは、手頃な値段の道具で、自分の腕とともにステップアップしましょう。

パーツを切り取るニッパー。
最初に必要なのは、ガンプラ作りの全行程に関わる道具『ニッパー』です。他サイトさんでも、まずはニッパーから勧めると思います。みんなそうする、私もそうする。でも何がいいのかわからない。まず確認するのは、「プラスチック用」ニッパーを買うことです。当たり前ですね。でも、大は小を兼ねると思って違う素材を、より堅い素材を切るニッパーを選ぶと後悔するかもしれません。何故なら、歯が丸くなるからです。全部がそうとは言い切れませんが、より堅い素材を切れるモノを選べば、たしかにプラスチックも簡単に切れるでしょう。しかし、歯が丸いので、切り口が荒くなったり、プラスチック素材を折り曲げたかのような白い跡が残ったりします。切り口が荒いのはまだいいとしても、白い跡はなかなか取れません。無理に削ったりすれば、原形がなくなってしまうくらい、ダメージになったりします。なにより切った場所、パーツによっては脆くなり強度に影響します。これが一番くせ者で、思い出した頃にポッキリ逝く要因になったりします。良し悪しがわからないうちは、必ず「プラスチック用」ニッパーを買いましょう。まあ、それを上手く塗ったり補強して直すのも、醍醐味の一つではありますが。この話はいずれ。私が……作るの失敗したら、し、しし、しませんけどねっ。

オススメ! ニッパー1
タミヤクラフトツール ベーシックツールセット | タミヤ
まずは、これ。入門編といえるセットです。
コレ一つあれば、市販のガンプラはほぼ、作れるでしょう。少なくともHGからPGまでで、これ以外の道具はいらないはずです。このあと説明するヤスリやピンセットも付いて来ます。
「え、これあったらもう他いらないんじゃない?」
なんて思わせるツールセットです。……最初はね。

オススメ! ニッパー2
shop.godhandtool.com
はい、次がコレ。初級と言ったから、次は中級と言いたいところですが、多分、最初のセットのニッパーに慣れてくると、より良いものが欲しい。キレイに切りたいなんて願望が出てくると思うので、サイトのアニメ絵とは裏腹にいきなりのトップクラスです。値段も割とするので、悩みどころです。実際、ニッパーは使い続けるうちに切れ味も落ち、刃こぼれもしますから、タイミングを見て買い替えたりもします。まあ、人によっては研いだりして、定期的にメンテナンスされたりもします。もし、このニッパーも駄目になったらかなりの数のガンプラを作ってると思いますので、自分のしたい事も見えてくると思います。私のお勧めは最初は安いニッパーで、それを使いつぶしてから考えるのをお勧めします。いきなり、いいのを買うのもアリですが、いいモノをより実感するためにも自身の修行も必要だと思うのです。私は段階的にセット→1000円→2000円…といった具合にステップアップしましたが、2本目から高くてもいいんじゃないかなと思って、これをおススメしました。まあ、あとは可能であれば、種類も増やしていくといいと思います。「先がも少し細い方が…」とか「ここは太めのが欲しいかな」なんて局面もありますので。

キレイに整えるヤスリ
私の中では、ガンプラ作りにおいて70%ぐらいを占めると思っています。ガンプラにもよるのですが、パーツカットが2割、ヤスリがけが7割、組み立てが1割ぐらいの時間です。ヤスリがけにここまで力を入れるのは、切り跡にキレイにするだけで全っ然違います。これは作ったことのある人と無い人で思いっきり別れると思うのですが、一度ガンプラを作ると「他人の出来」が分かるようになります。すると自分の出来が自分自身で気になる。自分より上手に作れる人は山ほどいる。でもその中でも、自分は自分の中で納得いくものを作れているのか、そんな禅とか哲学とかその辺の迷路に迷い込ます。だから、丁寧に作るのです。好きなものを好きなように作って、好きなように愛でたいから。まあ、私の一意見ですので、それこそ好きに作ったらいいとは思います。ただ、やっぱりキレイに作れたら、嬉しいものです。

おススメ! 紙ヤスリ
メイクアップ材シリーズ フィニッシングペーパー(細目セット) | タミヤ
まあ、あれだけ言いましたが、これしかない気がします。紙ヤスリのセット。消耗品ですから、購入する機会は多いと思います。アドバイスさせていただくとすると、数字を間違えないでください。紙ヤスリは番号で目の粗さが違います。番号が大きいほど目が細かくなります。いきなり仕上げ用の紙ヤスリで始めれば、ぜんぜんプラスチックが削れないので、時間の無駄ですし、紙ヤスリも無駄に消費します。逆に仕上げのタイミングで目の粗いモノを使えば、傷だらけになって爪切りのやすりどころではありません。そこだけ変に凹んだり、擦り傷のような跡を見て、ガンプラ完成後のあなたのハートを傷つけます。紙ヤスリはバラ売りもしているので、目の細かいヤスリを中心に自分流のフィニッシュラインを見つけてください。最初はこの紙ヤスリセットで、段階的に仕上げましょう。最初の順番としては、上記にあるニッパーセット内の鉄ヤスリ→400番→600番→1000番がいいでしょう。鉄ヤスリがあるので、フィニッシングペーパーを勧めましたが、鉄ヤスリと紙ヤスリは種類が多様にありますので、自分自身で使いやすいものを探すことになると思います。


とりあえず、ここまで。
今回、敢えて「絶対コレ!」を出さないのは、道具というのは最終的に自分の「使いやすさ」を理解しないといけないので、下手なモノを勧めると道具に合わせさせるので、それもどうかなーとも思うので、「最低限いる」と思われるものだけ勧めました。最終的に自分のスタイルにあったものを探し、選ぶのもぜひ遊んでいただきたいと思います。個人的に欲しいものとか、また次の機会を設けたいと思います。

では、次回を待て!