いきなのガノタ夜話

おっさんが酒を片手に好き勝手ガンダムと自分のエピソードを語るだけ。

重量が3kgも減ったニューガンダムは伊達じゃないっ!

どうも、いきなデス。
ユニコーンに引き続き?ニュー(以下ν)ガンダムで行こうと思います。
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タイトルは知る人ぞ知る、逆襲のシャアで冒頭の1シーンです。開発中だったνガンダムがロールアウト直前に重量を下げたという報告を受け、アムロの秘書というか恋人というか、え、Zの時にいたベルトーチカは?なチェーンさんが激おこで開発スタッフに詰め寄っています。宇宙空間でたかが3kg思うでしょう。つい、重さに目がいきますが、材質の強度の話をしてるみたいです。これが後にガンダムファンはもちろんのこと、全てのロボットアニメファンが耳にした事のある、オーパーツ「サイコフレーム」に繋がる伏線になります。

サイコフレーム
νガンダムよりさきにコレを説明するのは、ユニコーンガンダムの影響です。ユニコーンの力の源でもあり、νガンダムが大気圏から小惑星アクシズを退けたり、ネオジオング(本体のシナンジュの力?)で時空を飛んだり、コロニーレーザー止めたり、その気になればモビルスーツ(以下MS)どころか全人類の心すらコントロールして、戦争を止めさせられる。そんなとんでもない兵器(兵器と言い切るにはその概念すら越えている気もしますが)を搭載したのがνガンダムです。といっても、コクピット周りだけなんですが。今でこそ「だけ」とかいう話になってしまいますが、初めてサイコフレームが紹介されたときは、アムロも「すごいアイディアじゃないか」と称賛するように、とんでもない技術なのです。サイコガンダムをご存知でしょうか。
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この真っ黒いのです。
当時、サイコミュ搭載機というのは、そのシステムを携行させるのが難しく、サイコガンダムのようにMSが大型化するというか人型も保っていられないので、むしろ巨大モビルアーマー(MA)の方が常で、それがνガンダムに乗せられるほど縮小化できるということは、日本バブル期の肩掛けの大きな携帯電話から、急に現在のスマホになったようなもんです。まあ、こんな例え方するとユニコーンが全身スマホみたいな事になって逆に邪魔くさいイメージなってしまうのですが。
で、結局サイコフレームって何?ってことなんですが、端的にいえば「すげえサイコミュ装置の部材」です。じゃあ、サイコミュって何?人の思念を増幅する装置……というか、敵の感応波(攻撃してくる意思、敵意といった気配)の受信し、パイロットの反応速度を上げるのが主な目的だったはずです。ビームサーベルが伸びたりとか、メガ粒子砲弾いたりとか、隕石止めたりとか、そんなイメージが先行しますが、本来はテレパシーや予知に近いものです。ファーストガンダムで、アムロが敵を察知してドムを倒しまくるシーンがありましたが、あれが戦争時におけるニュータイプってことで、サイコミュ開発が本来目指していたものかと思われます。今では、ターンAと並ぶ超兵器になりました。

さて、やっとνガンダム!

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映像順では初のファンネル搭載機ガンダムになります。ガンダム史でいえば、何番目になるかは知りません。後付け設定でナンボでも変わるでしょうし。当時、子供だった私は知りませんでしたが、ファンネルって「敵MSの武器」って印象が強かったため、νガンダムがファンネル使うのって抵抗があったみたいですね。最近は当たり前に搭載してるガンダムが何体もいますし、種死(ガンダムSEED DESTINY)ではストライクフリーダムガンダムが、「ドラグーン」ってファンネルみたいな武器使ったときは逆に喜びの声が聞こえました。時代って変わりますねえ。あ、私はνガンダムの時から、喜んでましたよ。だって、あれだけうっとしい武器を今度は主人公から使えるのだから、これは最強だなって思いますよ。子供ですから、敵の強い武器はこっちだって使いたいと思います。あー、でも「敵」ね……その辺の見方もまだ子供ででしたね。
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しかし、今回の撮影で、やっぱりνガンダムは一番好きな造形ですね。その上、写真のνガンダムはMGνガンダムVer.Kaになります。デザインされた、カトキハジメ氏はすごいですね。旧MGνガンダムと比べたら、そのデザインの差。

Kaと何が違う?
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うわぁ……いや、私の技術が低いかもですが、並べてみると旧MGがかわいそうになってきました。なんかゴメンなさい。何がこんなに変わるのかというと、純粋にデザインが古い。だって、私知ってるよ。MGのνガンダムって、MGシリーズが出る前の旧キットの流用でしょ。子供のころに中身見たもん。股関節部の金具が珍しかったから、旧MG組み立てたとき、すぐ気付いたもん。騙されないからね!……コホン。まあ、流用なんて今に始まったことじゃないですし、悪いところから先に出しましたが、旧MGには昔のロボットによくある力強さを感じますね。かわってVer.Kaにはシャープです。アニメのまんまというよりか、「アニメを見たイメージで脳内に補完されたイメージ」という表現が似合う感じがします。でも、並べてみてると、長男・次男っていう気もしてきました。力強い兄を見て、要領よくなった弟という感じです。

Ver.Kaスペシャル
序盤にサイコフレームの説明をいやというほどさせてもらいましたが、ここの伏線でもありました。そう、Ver.Kaではユニコーンガンダムのように、サイコフレームが露出するんです! アニメには無い設定ですが、「νガンダムをフルサイコフレーム化させたらどうか?」という試みでしょう。以前、イベントでもそれが映像化されていたのですが、Ver.Kaでそれが実現しました。
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まず、これが普通。(フロントパーツ外れてますね……うう。見つからなかった)
そして、変身!
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どうですか! わかりづらいでしょう、そうでしょう!
私も写真にするとどうかと思います。ですが、実際に手元で緑色のサイコフレームがνガンダムの装甲の下から露出するのは、感動モノだったんですよ。
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もう少し、分かるようにバストアップで。
肩と腕、胸部が開いて緑色のサイコフレームが見えると思います。これが、生で見ると、たまらんのですよ。これで、ダブルフィンファンネルが一斉に襲ってきたら、絶望しかないと思います。え、ダブルフィンファンネル?

ダブルフィンファンネル型
はい、最初の写真でお気づきの方もいたでしょうが、本来、νガンダムはバックパック左側にフィンファンネルが6基あります。私はバンダイプレミアムにお布施をして、右側にも6基のフィンファンネルを許されました。ちなみに両方フルでつけると、重みで前に傾きます。そして、落ちます。写真にその情けない姿をお見せしたかったのですが、撮る前に崩れるのであえなく断念となりました。
ちなみに、そのダブルフィンファンネル。全展開するとこうなります。
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ポーズのせいもありますが、フィンファンネルを避けれても間合いを詰められて、ぶった切られる感がすごい。そして、
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これ一斉に来たら、死ぬ。死んじゃう。
ダブルフィンファンネルは昔から憧れだったのですがやってみると、圧倒感がハンパないです。組付けるのも難しくて半端ないですが。

総評というかまとめというか。
文章や写真の準備に2日かかってしまいましたが、やはりνガンダムは写真撮っても、ポーズを楽しむのも楽しい機体ですね。Ver.Kaでは細かいデザインのわりに可動域もいいので、ポージングもしやすいです。ぜひ、買って楽しんでいただきたい一品です。私の場合、リ・ガズィのおかげで、欲しくても手に入らなかったガンプラでしたから、思い入れも強いかもしれません。情けないMSのせいで……! 今では大好きだけども。それを差し引いても、十分、作り甲斐と楽しみ甲斐のあるガンプラです。

ではまた。次回を待て!